Myopia Treatment近視治療

近視の治療について

近視の原因は諸説ありますが現在主流の説が”調節ラグによる近視化”です。
簡単に言うと眼の中の網膜にうまくピントが合わないと近視になるという説です(=眼軸という眼の長さが長くなって近視化する)
ピントが合わない状態が続くと近視が進行してしまいます。
近方をみるときは遠方をみるときよりピントのずれが大きいので近業作業を続けると近視が進むというわけです。
昔から言われている眼を離して本を読みなさいというのは正しかったということになります。

現在、近視進行を完全に抑える、または顕著に抑えるような方法は残念ながらまだありません。
しかし、今までの研究で効果があるとされているものがいくつかあります。

オルソケラトロジー

簡単に言うと就寝時につけるハードコンタクトレンズです。角膜形状を変形し近視を矯正します。多少近視進行を抑えるようです。

現在京都府立医大にて近視進行抑制効果にたいして研究を行っております。

当院で処方を行っております。ご相談下さい。

アトロピン点眼

ムスカリン受容体に対する作用により近視抑制効果がみられるのではないかと言われております。
副作用として瞳孔が散大してしまうため眩しさを感じるようになってしまいます。
副作用を抑えるため台湾では低濃度アトロピン点眼が処方されております。
当院でも低濃度アトロピン点眼治療を開始しております。

累進屈折力眼鏡処方

岡山大学で日本人学童を対象におこなった無作為化比較対象試験によると効果は小さいが近視進行を抑えることが確認されました(平均-0.11D/年)。MC-PAL(Sola社)、MioVision(Zeiss)、MC-PAL2(Sola社)を使用したトライアルがあります。

二重焦点コンタクトレンズ

遠近両用のコンタクトレンズを使用させることにより近視進行を抑えます。
Ophthalmology. 2011 Jun;118(6):1152-61.
Effect of dual-focus soft contact lens wear on axial myopia progression in children.

屋外での活動

屋外で過ごす時間が長いと近視の進行が抑制されるそうです。