Myopia Treatment近視進行抑制治療

近視進行抑制治療について

「学校の視力検査で引っかかってしまった」
「親が強度近視だから子供の視力が心配」
「ゲームやスマホばかりしているから目が悪くなるのではないか?」
お子さんの視力については心配がたえませんよね。
近視の問題は視力の低下の問題だけではありません。強度近視になってしまうと
視力を大きく損なう病気になるリスクが上がってしまうのです。(緑内障、黄斑変性、網膜剥離など)

近視の原因は遺伝的な要因と環境要因があります。
遺伝的な要因は持って生まれた体質なので仕方ありませんが、近視が進みやすい生活環境は変えていくことができます。
また近年では研究が進み、近視の進行を抑制する様々な治療法が開発されてきています。
当院でも近視進行抑制治療として生活習慣の改善だけでなく、点眼薬やサプリ、特殊コンタクトレンズの処方などを行っています。

以下に当院で行っている近視進行抑制治療のいくつかを紹介します。

低濃度アトロピン治療

低濃度アトロピンという目薬を点眼する治療法です。
眼軸を伸長させるムスカリン受容体という部位に作用し眼軸の伸びを抑え、近視の進行を抑制すると考えられています。
世界的に広く行われている治療で、日本でも2025年4月から参天製薬リジュセアミニ点眼液0.025%として発売されました。
当院ではリジュセアミニ発売前から0.01%と0.025%の2種類のアトロピン点眼を自家調剤処方しています。
近視の進行を0.01%が15%、0.025%が30%抑えるという研究結果が出ています。
副作用として濃度依存性にまぶしさがでることがあり、0.025%で症状が強ければ0.01%を処方します。まぶしさは点眼を中止すれば治ります。

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは特殊形状のハードコンタクトレンズを就寝時に装用し、起床後に外す治療法です。寝ている間にコンタクトレンズの作用で角膜が変形するため、日中は裸眼でよく見えるようになります。
本来は日中裸眼で見えるようにするレンズとして開発されたのですが、このレンズを使うと近視の進行が抑制されることが、世界中から多数の論文で報告されています。
角膜を変形させる事で網膜周辺部のピントを網膜より手前合わせること(近視性デフォーカス)により、近視の進行が抑制されると考えられています。普通のメガネと比較して約50%の近視抑制効果があると言われています。
適応範囲があること、硬いコンタクトレンズのため装用に慣れが必要であることから、事前に適応検査の上、お試し装用を行っています。

近視抑制用ソフトコンタクトレンズ

当院では近視進行抑制治療用として国内初承認のMiSight 1day(マイサイトワンデー)を取り扱っています。
オルソケラトロジーと同様に網膜周辺部のピントを網膜より手前合わせること(近視性デフォーカス)ができ、近視の進行が約50%抑制されることが臨床試験で示されています。
すでに近視が強くてオルソケラトロジーの適応にならない方や、オルソケラトロジーが痛くて使えない方も使用できます。

MiSight 1day(マイサイトワンデー)について詳しくはこちらのページをご覧ください。(メーカーHP)

近視管理用眼鏡 ミヨスマート(HOYA)・ステレスト(エシロール)

子供の近視進行抑制を目的に開発された眼鏡です。
オルソケラトロジー・マイサイトワンデー同様、網膜周辺部のピントを網膜より手前に合わせること(近視性デフォーカス)ができ、近視の進行が約50%抑制されることが臨床試験で示されています。
コンタクトレンズを目の中に入れることに抵抗がある方、幼少のためコンタクトレンズができない小児に向いています。

クロセチン内服(ロートクリアビジョン)

クロセチンはサフランなどに含まれる天然色素の1種です。
近視進行抑制遺伝子ERG1を増加させ20%程度近視進行を抑制すると言われています。
「ロートクリアビジョン」はお子様にも服用しやすい形状でお薦めです。