Explanation眼の病気の解説

アレルギー性結膜炎・花粉症

花粉やハウスダストなどに眼が過剰に反応し、かゆみを伴う結膜炎を起こす病気です。花粉の場合は季節性がありますが、ハウスダスト(ほこり、ダニ、動物の毛、カビなど)は一年中存在します。
当院では20分で分かるアレルギー検査『イムノキャップラピッド』をご希望の方に実施しております。詳しくは下記のリンクをご覧ください。
http://www.phadia.com/ja/5/allergy/20

症状

眼やまぶたのかゆみがでます。眼をこすりすぎる痛みが加わり、ゴロゴロした感じになり、
眼が充血して、まぶたが腫れてきます。
さらに症状が悪化すると、白目がむくんでゼリー状(結膜浮腫)なってしまうこともあります。

おが・おおぐし眼科【症状】

治療

治療には、抗アレルギー点眼薬とステロイド点眼薬がよく使われます。抗アレルギー点眼薬は比較的ゆっくり効いてくるので、効果が現れるまで2週間くらいかかります。このため、花粉症などで辛い時期がわかっている人は、症状が現れる前から使い始めるほうが良いでしょう。

ステロイド点眼薬は即効性があり、かゆみにもよく効きます。ただし、漫然と長期にわたり使い続けると副作用が出ることがありますので、定期的に眼科を受診してください。

生活上の注意点

花粉やハウスダストといったアレルギーを引き起こす物質になるべくさらされない様に注意することも大切です。

まめに掃除をして、ぬれぞうきんで拭き取りましょう。ダニの繁殖を防ぐために、時々窓を開放して風通しを良くし、室内の湿度を下げるようにしてください。ふとんはまめに天日干ししましょう。
花粉の時期にはなるべく外出を控え、出かけるときはマスクをしましょう。帰宅時は衣服についた花粉を払い落としてから家に入るようにしてください。また花粉の飛散時期には布団は外には干さず、布団乾燥機などを使用するほうが良いでしょう。
アレルギー性結膜炎を抑えるために一番大切なことは原因物質を取り除くことです。前述したことをすべて実践するのは大変ですから、できることからやってみてください。

おが・おおぐし眼科【生活上の注意点